Browsershotsをインストールしてみた
一般公開サイトを作るときには、各種のブラウザで正しく表示されるかを確認する必要があるが、
OSの種類 × ブラウザの種類 × バージョン
をテストするとなると、かなりの数の環境が必要になってしまう。
VirtualPCやVMwareなどの仮想化ソフトで環境を作ったとしてもHostPCのメモリ容量などもあるので、
結構大変だ。
そこで、このサイト
http://browsershots.org/
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20060908_browsershots/
を使うと、
で
で対象サイトのスクリーンショットを作成してくれるので、結構便利。
しかし、リリース前のサイトをテストするのには使えないので、ローカルの環境にインストールしてみた。
Browsershotsは、
- Server (リクエストの受付や、スクリーンショットの管理をおこなう)
- Factory (各種のOS上で稼動し、ServerをポーリングしてリクエストされたURLを実行し、スクリーンショットを取得)
の2つで構成されている。
まずは、Server
インストール方法はこちら
http://trac.browsershots.org/wiki/InstallServer
- Ubuntuの仮想マシンをここで調達 http://www.ubuntulinux.jp/products/JA-Localized/vmware
- インストールドキュメントには書いてなかったが、netpbmも必要
sudo apt-get install netpbm
http://svn.browsershots.org/trunk/shotserver/
- PostgreSQL8.2が見つからなかったので、8.1にした
- 「If necessary, create the database user first」と書いてあるが、必要だった
- Development serverで起動する際には、settings.pyのDEBUG変数をTrueにしないと、スクリーンショットがリンク切れになってしまう
- Development serverの起動時は、ipaddress:portを指定しないと127.0.0.1にしかバインドされないので、外部アドレスを明示的に指定する
./manage.py runserver ipaddress:port
- http://127.0.0.1:8000/admin/factories/factory/add/ でFactoryを動作させるPCの情報を設定する
続いてFactory
インストール方法はこちら
http://trac.browsershots.org/wiki/InstallFactoryWindows
- Factoryを起動する前に、ブラウザの登録をする必要がある
- http://serveraddress:port/browsers/add にスクリーンショット取得に使用するブラウザでアクセスする必要がある
- パスワード以外はデフォルトでOK
- ブラウザを登録したら、Factoryを起動する
- 起動するときには、 -s serveraddress:port オプションをつける必要がある
- パスワードを聞かれるので、ブラウザ登録時に設定したパスワードを入力する
以上で完了
http://serveraddress:port/
にアクセスしてスクリーンショットを取得したいページのURLを入力する
Factoryのポーリング間隔が長くとスクロール時の動作がゆっくりなので、完了まで2〜3分かかる