設計とドキュメント
システム開発に必要なドキュメントには、いろいろなものが存在しますが、皆様はどのようにドキュメントを作っているのでしょうか?
最近のプロジェクトは、短納期のものも多く、スケジュールの圧縮のために
- 似た内容の他プロジェクトのドキュメントをベースに変更をおこなう
- テンプレートをベースとしてドキュメントを作成する
ということが多いと思います。
でも、これって意外とうまくいかないものです。
ベースのドキュメントとプロジェクトの内容を比較して、取捨選択をうまくおこなえばよいのですが、これができない人が、結構多く、結果として
- 不要な内容が記述されている
- 必要な内容が記述されていない
- 図の使い方や表現が冗長
となってしまいます。
そこで、必要となるのが「同一性」を識別する能力だと思うのです。
2つの比較対象があったときに
- 見た目が似ているだけなのか
- 本質的に同じものをあらわしているのか
を識別し、前者であれば、既存のフォーマットにとらわれることなく新規にドキュメントを作成し、後者であれば、既存のものを流用すればよいと思うのです。
で、この識別は、オブジェクト指向設計にて「抽象化」をおこなうときの考え方と同じだと思うのですが、どうでしょう?